創設以来、本研究会では、メンバーの経験や知見に基づく討議を重ね、その成果を踏まえた多様なタイプの実演習を実施してきました。
その過程で、参加者から「演習成果に関する悩み」が多く寄せられ、そもそも BCPそのものに構造的な問題があるのではないか という疑問が生じました。
この問題意識を整理し、課題と解決に向けた思考プロセスを提案するため、メンバー有志により 2024 年に Journal of Disaster Research に論文を発表しています。
- “カモ:What If”から“タラ;What When”に 考え方を変えて、日本における オールハザードに対応する複数 BCP から脱却する研究
Transform to “What When” (TARA) Readiness from “What If” (KAMO)—Worries Beyond Multiple BCPs for Various Hazards in Japan
- 原論文の掲載先(Journal of Disaster Research, Vol.19 No.4, pp. 601-612(2024)):
- https://www.fujipress.jp/jdr/dr/dsstr001900040601/ (富士技術出版のサイトへ移動)
- 著者グループ(本研究会メンバ)による日本語参考訳
- こちらから
- 原論文の掲載先(Journal of Disaster Research, Vol.19 No.4, pp. 601-612(2024)):
その後、研究会は一時休会していましたが、レジリエンスDX動向(RDX)研究会における「BCPの発動をAIで支援する研究」の進展により、演習研究会が提案した カモ・タラ方式の思考プロセスのさらなる進化が必要 であることが明らかになりました。
そこで本研究会を再開し、RDX研究会と連携しながら、BCPのAI化によって新たに求められるカモ・タラ思考プロセスの課題整理と提案を進めてまいります。
最終的には、新しい思考プロセスを用いた演習の実施も目標とします。
座長:上田悦久(yueda@resilience-japan.org)


